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from 稲葉 優

児童発達支援・放課後等デイサービス

『みんなの森』施設長

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『施設長就任あいさつ』

​ このたび『みんなの森』の施設長を務めさせていただくことになりました稲葉優(いなばすぐる)と申します。初めに、私の自己紹介をさせていただきますと、旧三芳村(現南房総市)に生まれ自然豊かな環境の中で育ちました。短大を卒業後、千葉市内にある成人の知的障がい者の方が通う施設に就職し、6年間務めました。その施設は障がいをもつお子さんの保護者が立ち上げた施設で、『利用者さんにとってどうあるべきか』『利用者さんがどう思うか』といった利用者さんを主体として考える施設でした。地域の方の理解なくして施設運営は成り立たないという考えが根本にあり、地域の方に会議や集会の会場として施設を開放、周辺のゴミ拾い、地域の運動会に参加など、積極的に地域と交流をもち、障がい者の理解を深めると共に地域の求めていただけるように努めていました。この考え方はたからばこが目指す施設像と共通することがとても多いと思っています。

 『みんなの森』でも、まずは通ってきてくれる子どもが楽しかった、うれしかった、ここに来ると安心したなど、何かを得られる時間を提供したいと思っています。言葉にすれば簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、当たり前のようでとても難しいことだと思います。何か得るものがある時間を保証できる施設になりたいと強く思います。そのほか、障がいのある人もそうでない人も暮らしやすい社会を作りたいというたからばこの想いを実現させる一歩として、地域の方との交流のある開かれた施設であること。可能な範囲で施設外に積極的に出ていき地域の方と触れ合う機会を作ること、ボランティアさんや実習生、地域の方などを積極的に受け入れること。地域のお荷物になるのではなく少しでも地域のためにできることを子どもたちが地域の方に返していくこと、今はまだ大きな夢のように感じてしまいますが、障がいを持った子どもたちが通う施設が地域に当たり前にあり、地域の方の生活の中に彼らが当たり前にいる、そして『みんなの森があってよかった』と言っていただけるような存在になれたらと思っています。 

 

 『みんなの森』は18歳までの方が通う施設ではありますが、施設から去ってしまっても、人生の節目、例えば成人式のあとに『成人式行ってきたよ』とフラッと寄ってもらえるような場所、関係、雰囲気になればうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

                                            

(たからレターNO.15より)

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